城南海

奄美大島で生まれ育った彼女は、兄の影響でやがて「島唄」を歌い始め、17歳のときには地元の夏祭りに集まった数千人の前でその歌声を披露して拍手喝采を浴びた。間違いなく選ばれた才能である彼女はしかし、長く続く島唄の伝統のつながりのなかに自分を位置づける。そして、その気持ちが彼女にとってのエコを考えるベースにもなっている。
「私のうたは島唄といって口伝で伝わってきたものです。千年以上昔に生まれた教えにその時々の人々のおしえが織り込まれて今に至っています。また歌手活動を始めるにあたり、いろいろな国の民俗音楽に出会い、それらもみんな「島唄」なんだと実感しました。自分にとってエコとは繋がることかなと思っています。それぞれが持っていないものを無理やり生み出すのではなくて先人の教えやお互いの持っているものを繋いで、無駄なく生活していくことがこれから大切なことだと思っています」
今年4月にリリースした2ndシングル「誰カノタメニ」で、彼女は♪だから僕は小さな夢だけど叫んでみる/愛で世界中がつながるように♪と歌う。民話「ハチドリのひとしずく」の世界観をもとに書かれたこの歌詞に象徴される通り、彼女のエコへの思いと彼女が作る音楽もまた真っすぐにつながっている。

profile

平成元年12月生まれ19歳。鹿児島県奄美大島生まれ。兄の影響で奄美民謡「島唄」を始め、06年鹿児島市内でストリート・パフォーマンス中にスカウトされる。09年1月、デビュー・シングル「アイツムギ」をリリース。

*8月にはファースト・アルバム「加那_イトシキヒトヨ-」をリリース。全国ツアーも行った。