8月1日、日曜日、山梨市の大沢農園さんで
「ほんものの食べものくらぶ」主催の「桃収穫体験ツアー」を開催しました。
桃のもぎ取りって、さくらんぼ狩りやぶどう狩りのように、
メジャーなイベントではありません。
それはなぜか。
さくらんぼもぶどうも、樹につけておけば割合と時期のコントロールができる果物。
ぶどうなどはとくにそうで、「今ここ!」というピンポイントの食べごろがちゃんとあるのですが、
食べごろを過ぎても樹につけておくことが可能なのです。
そういったぶどうは酸味のない甘いだけのものになるらしいのですが、
甘いからおいしいので、気にならないのだそうです。
しかし桃は違います。
早いといまいち。
遅くなると熟しすぎて、悪くすると落果してしまう。
熟した桃は傷みも早く、採ったときの手の形から傷んで行くと言われるほど。
実は店頭に並ぶ桃の品種は、ほぼ1週間ごとに切り替わっているのですが、
これは、桃の出荷適期が1週間しかないことの証拠です。
さてそんな桃のもぎ取り。
今回は、暑過ぎて桃が生育を少し止めてしまっていたため、
本来は7月下旬に熟す桃だったのですが、まだ少し硬い感じでした。
大沢さんの畑の桃は「なつっこ」という品種。
この桃は、白鳳のようなとろんとした食感ではなく、もともと硬いゴム質の桃。
普通の桃よりも持ちがいいので、山梨県の農家のおっちゃんたちに注目されている品種です。
果物類は基本的に、一本の樹のなかでも熟度にすごく差があります。
一本の樹についている果実は、同じように熟すわけではありません。
基本的には樹のてっぺんについているものがおいしくて甘く、
最近では「てっぺん桃」と名付け、付加価値商品として売られているものもあります。
ちょっと早いかな?という桃が多いなか、
素晴らしくおいしい、絶対に出荷できない、熟した桃がありました。
「これはおいしいねえ!」
生まれて初めて食べる樹で熟した桃の味は、今まで食べたことのない味。
甘いのはもちろん、ふくよかな桃の香りとは少し違う香りもします。
「こんなになったら出荷できないですから。
これは畑でしか食べられない桃です」と大沢さん。
自分ではそういう桃が選べないので、最後には大沢さんに選んでもらい、
おいしい桃をたくさん食べた一日になりました。
※今回、9月上旬ピンポイントでおいしい巨峰が食べられる日があると聞きました。
その日に合わせて「巨峰もぎ取り体験ツアー」を企画しますので、おたのしみに!













