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2010.07.15

ほんものの食べもの日記「ほんとうにおいしいくだものはお店で買えない?」

7月中旬以降。
桃とすももが大量に出回る季節です。

おいしそうだな~と思って買って帰っても、
なんだかおいしい桃やすももを食べたことない…そんな方もいらっしゃるのでは?
それには理由があるのです。

まずすもも。

中央のちょっと色が薄い大きなすももでちょうどいい色合い。上部の黒いような紅色ではもう遅い。でも、こんな色になってるすももは甘くてものすご~くおいしいのです。

すももは木で熟したものを流通させることができないくだもの。

流通途中に箱に当たったりすると、そこが傷み、果汁が出てしまったりします。
熟度が高いものは劣化するのも早いため、
店頭に長い間置いておくのも不可能…ではどうするか。

例えば、6月下旬に店頭に出る「大石早生」というすももがあります。

このすもも、熟しすぎると味がボケてしまうのですが、適度な状態で食べるとおいしいもの。
でも一般流通に乗せる場合は、すもものてっぺんが小指の先ほど赤くなった状態で収穫します。
これは、まだ糖度も上がっていなくて収穫するにはちょっと早い。

しかし、ぽっちりとお尻が赤くなった大石早生は、
店頭に出るまで、また出てからも、じょじょに赤くなってきます。

最後には美しい赤色になり、いかにもおいしそうなのですが
味は「…ありり?」。
それもそのはず。樹で熟していないからなのですね。

レッドエースという品種のすもも。最初の写真と色を比べてみてください。ちょっと色が薄いです。でもこれが採り頃。うーむ、まだ酸っぱいんだよね、この色では。

7月下旬にはソルダムという品種が出てきますが、これもやっぱり早採りされ、
緑色の状態で店頭に並ぶでしょう。
本来ソルダムは赤くなる品種で、生産者曰く「すももでは一番うまい」。
でも完熟のソルダムは、その時期に畑に行かなければ食べることができないのです。

今の日本の流通事情では、これはしょうがないとも言えます。
畑に行くことがなければ、一生すもものほんとうの味を知らずに終わることになる…
少し悲しい話です。

さて、桃はどうでしょう。

桃こそ、ほんっとうにデリケートなくだもので、
収穫時に人がさわったところから劣化が始まると言われるほど。
樹での熟度がすすむと、販売の際のパック詰めにも注意しなくてはなりません。

でもそんな手間かけられない…で、どうなるか。
やっぱり少し早い状態でもいでしまいます。

少し早採りすることで、桃のアタリなどのクレームはなくなり、
きれいな状態で販売することができます。
でも味は「…あれれれれ?」。

桃のなり元に注目。まだ青いですね。これは産直の桃なので、この青みが抜けてから出荷開始。あと2日か3日後が採り頃です。でも通常ではこれくらいの青みが残ってても採ってしまいます。

 

色合いだけではちょっとわかりにくいのが桃の困ったところ。上の写真と比較して赤くていかにもおいしそうですが、これは地面に光を反射させる資材を置いて着色しているため。なり元はまだ青いです。また着色先行タイプという桃もあり、おいしいものを見極めるのも至難の業…困りますよね~

桃のなり元を見るとわかりますが、まだ地色が抜けていなくて青いはず。
この地色が抜け、黄色みを帯びてくると完熟一歩手前です。
でもそんな状態の桃は、一般流通に乗せることができません。

それは今の流通システムの問題。
畑から選果場→市場→店頭という流れを取る限り、しょうがないことなのです。

そう、日本のくだものは、おしなべて「ちょっと早い」状態で収穫されているのです。
残念なことですね。

おいしいものを食べるには、産直でおいしい産地を見つけるか、
畑に行って直接もぎ取りをするか…どちらかしかありません。

ほんとうにおいしいくだものは、畑で食べるべし!

そして、桃やすもものほんとうの味を感じてほしいと思うのです。
さあ、畑に行って、桃を食べてみませんか?

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8月1日日曜日 10:15 現地集合、12:30頃 現地解散
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詳しくは以下をご確認ください。
http://www.hontabe.com/tour.asp

お問合せ先
teshima@hontabe.com

手島奈緒