温暖化懐疑論をぶつ人に出会って、へなっとなってしまった経験を持つ人々を応援する日本の科学者のサイトを環境ジャーナリスト枝廣淳子さんの Enviro-News No. 1725 (2009.11.30)メールから一部を引用して紹介します
『日本にも温暖化懐疑論がありますね。そういう人や意見に出会って、
苦労したこと、ありませんか?(私はときどきあります)
そんなときに、「いろいろな懐疑論に、きちんと対応し、批判し、説明してくれる科学者がいてくれたらなあ!」と思いますよね。
そんな人たちへの科学者からの心を込めた贈り物があります。』
それはIR3S/TIGS叢書No.1「地球温暖化懐疑論批判」のこと。
http://www.ir3s.u-tokyo.ac.jp/sosho
ここからPDFで書籍の形で無料ダウンロード出来ます。
(枝廣さんメールから)
『ゴアさんの『私たちの選択』に出てくる故ダニエル・モイニハン上院議員の言葉を胸に刻みましょう。
「誰にでも自分の意見を持つ権利はあるが、自分勝手な事実を持つ権利はない」』
そうなんですよ、それそれ。
そして更に引用が続きますが、科学者たちはこう言ってます。
『社会からの信頼にその活動基盤を置く科学者コミュニティは、こうした現状を座視すべきではないと考え、(中略)一方的な、あるいは間違った認識に基づくものに対して具体的な反論を行う。 (本文「our mission」より)』
いいぞーと言うことで
著者たち明日香壽川 河宮未知生 高橋潔 吉村純 江守正多 伊勢武史 増田耕一 野沢徹 川村賢二 山本政一郎各氏が
『今なお人為的排出二酸化炭素温暖化説の信頼性や温暖化問題の重要性に対して懐疑的あるいは否定的な議論には、次のような特徴をもつものが多い。』すなわち
『◎既存の知見や観測データを誤解あるいは曲解している
◎すでに十分に考慮されている事項を、考慮していないと批判する
◎多数の事例・根拠に基づいた議論に対して、少数の事例・根拠をもって否定する
◎定量的評価が進んできている事項に対して、定性的にとどまる言説を持ち出して否定する(定性的要因の指摘自体はよいことではあるものの、その意義づけに無理がある)
◎不確かさを含めた科学的理解が進んでいるにも関わらず、不確かさを強調する
◎既存の知見を一方的に疑いながら、自分の立論の根拠に関しては同様な疑いを向けない
◎問題となる現象の時間的および空間的なスケールを取り違えている
◎温暖化対策に関する取り決めの内容などを理解していない
◎三段論法の間違いなどロジックとして誤謬がある
このような議論の多くは、これまでの科学の蓄積を無視しており、しばしば独断的な結論に読者を導いている。温暖化のリスクが増大している状況下で、このような議論が社会に広まることを科学者としては看過できない。
したがって、私たちは懐疑論に対する具体的な反論をとおして、最新の科学的知見に関する情報発信を行うと同時に、地球温暖化問題の重要性に関する認識の喚起をうながしたといと考える。』よく言ってくれました。
ということで36個の議論が載ってますがこれが面白い。ぜひダウンロードを。感想などくださいね。







